症状別アロマ鍼灸 *頚肩凝り*

~最新の「症状別アロマ鍼灸」は5頁めの「ダイエット」です~

頚肩凝りにならない為にはリラックスが一番!
頚肩凝りにならない為にはリラックスが一番!

今回は治療室で一番訴えの多い「頚肩凝り」のお話。

 

頚肩凝りとは、頭と頚の付け根(風池=ふうち、天柱=てんちゅう)から

肩の中心(肩井=けんせい)肩甲骨の内側に沿ったきわ(膏膏=こうこう)

から外に向けて、肩甲骨の真ん中(天宗=てんそう)腕の付け根(じゅゆ)

まで・・筋肉が張って硬く重苦しく、だるい感じや鈍い痛みなどを伴う症状を指します。

 

原因は過労や無理な姿勢、ストレスによる事が多く、

頚・肩の筋肉の緊張により、神経が圧迫されたり血流が悪くなったり・・・。

重い頭や腕を支えている為に負担もかかりやすい場所で、

老化によっても頚の骨(頚椎)の隙間が詰まったり、石灰分がたまったりと

様々な要因が考えられます。

 

血圧や内臓の疾患、骨の異常などでも起こりうる為、マッサージや鍼灸で

回復が望めない場合は必ず一度お医者さんに行って相談してみましょう。

 

通常の頚肩凝りではゆっくり休むことでも回復しますが、簡単な運動やストレッチ、

お風呂、シップなども効果的。中でも一番のおすすめは鍼灸マッサージです。

 

治療室に通えない場合は是非セルフケアを!

ツボを探して指でグーッと圧し、すっと放してみましょう。

気持ちが良いと感じたらそのタッチは成功。

気持ちが良い=気の持ちが良いという事なのです。

ツボは圧した時の鈍痛、張り、コリコリとした手触りなどが目安です。

 

鍼をうってもらったことがある方は、鍼がツボにはまった時にでる

キュッと筋肉が収縮した後すぐにすっと緩む、ズーンとした重だるい感触が

イメージできるでしょう。

それは「ヒビキ」といって筋肉の緊張がとれる前兆。

「ヒビキ」に似た感触が出たら上手に押せた証拠、

色々な強さや向きで押してみましょう。

 

アロマセルフマッサージをする場合は10mlのベースとなる植物油

(グレープシード等のベースオイル)に香りのエッセンシャルオイル

(ペパーミントやウインターグリーン、ラベンダー、バーチ、ローズマリー

などがおすすめ)を合計で5滴だけ垂らしてマッサージオイルを作り

上記の部分に塗布してゆったりソフトなマッサージをしてみましょう。

その際、作ったオイルを腕に微量塗って少しおき、

オイルの成分にアレルギーがないか必ずチェックしてから行って下さい。

 

ご自分で簡易お灸をする場合は「肩凝ったなあ」と凝った側と逆の手を

肩に置いた際、中指が当たる肩の筋肉の中心に 

すえると良いでしょう。

 

鍼灸治療室にはご自分でできる簡易鍼「円皮鍼」=(ごく小さな画鋲のような形の

鍼が絆創膏についたもの)もあります。患部に貼りそのまま数日間置いて

常に軽い刺激を入れる事で筋肉の緊張がとれます。絆創膏にかぶれにくい方には

お薦めです。