コラム  自然生活*自然療法 *真鶴の休日・遠藤貝類博物館*

かんきつ系の花の香りが漂う真鶴
かんきつ系の花の香りが漂う真鶴

今日は治療室のお休みの金曜日。

珍しく28度の気温しかもピーカンだったので

友人のビッグスクーターで真鶴にある

「遠藤貝類博物館」に行ってみました。

2010年4月にオープンしたばかりのこの博物館、私の住む

葉山にある大好きな「しおさい博物館」とどことなく

似た香りのする博物館とずっと気になり行ってみたかった所です。

 

スクーターで風を切り、根府川の山を越えると

どこからともなくかんきつ系の花の香りが漂ってきて

溢れんばかりの甘酸っぱい何とも言えない良い香りに感涙!

空気が「ネロリ」の香りに包まれているのですから・・・・

ネロリとは、アロマオイルの中でも1.2を争う高級オイル。

通常オレンジの花だけを集め抽出されます。

1滴のオイルの抽出に大量の花が必要な為とても高価な物。

ちなみに・・・・ネロリのオイルの一番の効果はディープリラックスです。

 

この辺りの名産は「ニューサマーオレンジ」という黄色がかった

オレンジや「甘夏みかん」「レモン」等のかんきつの様で

道のあちこちで売られていました。きっとそれらの花の香りでしょう!

 

「遠藤貝類博物館」は真鶴町が管理していてケープ真鶴という場所にあります。

貝類研究家の故・遠藤晴雄氏が生涯をかけて収集したコレクション

4500種50000点の寄贈を受けて開設されたそうです。

この遠藤氏、学生の頃から逗子に下宿していて

葉山の御用邸で皇室の海の案内をされていた貝類研究家の先生の下、

葉山や南葉山(秋谷)の海でも研究・収集をしていたそうです。

逗子・葉山の住人として何だか身近に感じ嬉しくなってしまいました。 

展示してある貝類の色や形、輝きは不思議な魅力があり

自然の驚異を感じます。全ての展示に感動したのですが

特にオキナエビスガイの展示はすばらしかったです。

 

余談ですが・・・・オキナエビスガイが最初に見つかったのが明治20年頃。

江ノ島のお土産物店で売られていた標本だったそうです。可笑しいですね。

 

そして・・・・やはり!

ここの館長さんと葉山のしおさい博物館の館長さんはお知り合いの様です。

このこだわりの展示。素敵なお仕事です~!

これからも目が離せない博物館です。みなさん是非一度足を運んでみて下さい。

(私の大好きなスカシカシパンも展示されていました!1階のお土産やさんでは

様々な貝が販売されているのですがスカシカシパンはなく残念!

ヨツアナカシパンは葉山の海で拾った事があるのですがスカシカシパンは

いまだなし。スカシカシパンって何?と思った方は是非調べてみてくださいね

 

*編集後記*

その後・・・・夏に2度目の「遠藤貝類博物館」に行った時は

真鶴はヤマユリの甘い香りでいっぱい。

偶然展示物の修理をされていた館長さんに

相模湾の海洋生物のお話を色々伺う事ができました。